とても考えさせられる、誰もが読むべき文章を見つけました。
勝手ながら転載させていただきます。
今すぐに出来る事は、今すぐにやるべきだと思うのです。
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私、今まで様々なペットショップで約10年働きました。
そこで気づいたのですが、日本のペットショップは間違いだらけです!!
私、ペット系専門学校の講師をしていますので、学校でこの話をすると様々な問題が起きてしまいます。
でもブログでなら言えるので存分に言わせて頂きます。
『ショップで犬猫を展示販売する事は大問題です!!』
そしてお店は『動物に対し酷い扱いが出来る人』が経営者でないと、儲けが出ない仕組みになっています。
その仕組みを簡単に説明します。
☆もし『動物が好きな人』がペットショップを経営をすると☆
病気になった犬猫は全て治療をします。
そうすると治療費がかかります。
治療費をかけた分だけ店側の利益が減ります。
治療にはお金だけでなく、時間もかかります。
子犬に時間をプラスすると、子犬が成長し大きくなります。
そして大きくなった子犬は値引きをしないと売れません。
値引きをすれば、さらに利益が減ります。
そしてそれでも売れ残ればほぼ無料の様な価格で貰い手を捜します。
もしもペットショップに犬を買いに来たお客さんがその『貰い手』を探している子を貰って帰れば、本来売れたはずの利益が無駄になります。
そしてこのペットショップ、お客さんの目から見れば
『売れ残りがたくさんいる店』
ただ利益が出ないだけではなく客から見れば『酷い店』に見えてしまうのです。
そして、利益が出ない分、こういうお店ではスタッフの給料が非常に低賃金になってしまいます。
実際こういうペットショップの正社員の給料は週休1日で、1日の労働時間は約12〜13時間。
そして平均月収11〜15万円程です。
☆もし『動物が嫌いな人』がペットショップを経営をすると☆
病気になった子犬、店舗に置いて売れ残った子犬は、治療にお金をかけるよりも新しい子犬を仕入れた方が安いので、すぐに処分します。
処分方法は店によって異なりますが、ほとんどのお店が売れ残りの犬猫を生きたままダンボールに詰め、餓死するまで放置します。
もちろん、そのまま処分をするとアルバイト店員や正社員からは酷い店だと言う反感を買うので、お店のスタッフには『他店に移動』とだけ伝え、ばれないように隠れて処分します。
そうすると、医療費の無駄がなくなります。
子犬だけを店頭に並べる事が可能です。
さらに儲けを出すためには、売れ残りを全て殺処分するのではなく、売れ残りから1〜2頭だけを殺さずに残しその犬を大事に飼育し、お客さんには売れ残った子は可愛そうなのでお店で飼育してるんです。と伝え、お店の「看板犬」にします。
この看板犬に高価で利益率の高い餌を与えて健康的に育てていれば、その高価な餌もたくさん売れます。
そしてこのペットショップ、お客さんの目から見れば
『犬を大事にする店』
『いつでも可愛い子犬がたくさんいる店』
子犬がたくさん売れて、高価な餌も売れる。
こうして利益が出ます。
こういうお店ではスタッフの給料は高額です。
これで仕組みが判りましたでしょうか?
日本のペットショップでは犬を買いにくる客が無知(ほとんどの人が動物は子供から飼わないとなつかないと思い込んでいる)な為に子犬、子猫しか売れません。
幼体であればある程、異常な程の高値で売れます。
小さい子(売れる子)を店頭に置く為に、ショップ側は産まれて間もない子を求めます。
しかし、正しい知識を持ったブリーダーは離乳が済んでいない子犬を売る事を嫌がります。
ショップやセリ市に犬を売るのは、お金目的で犬を繁殖させているパピーミルブリーダー達です。
パピーミルは生後2週間で子犬を親から離し販売します。
パピーミルブリーダーはお金目的で犬を繁殖させているので、
一人で大量の頭数を飼育し、もちろん散歩も行かず、犬猫は一生ケージに入れっぱなしの飼育スタイルです。
そしていくら母犬の身体に負担がかかってもお構い無しに毎年何度も何度も無理やり妊娠させて、子供をたくさん取ります。
もちろん子供を取りすぎた場合、母犬はもう二度と子供を産めない身体になってしまうので、そうなったらすぐに殺処分されてしまいます。
こういった経緯を経て、パピーミルブリーダーは非常に安いコストで犬猫を量産する事が可能になります。
おかげで、パピーミルが販売するダックスやゴールデンなどの犬種の卸価格は1頭5000円程です。
犬猫を大切に育て繁殖させているブリーダーは価格で勝つことができません。
ですが、ペットショップに来るお客さんはとにかく幼い子犬子猫を求めます。
親犬、親猫を見ることなく、どのような経緯でペットショップに並んでいるか?を知ることなく買い求めます。
おかげでペットショップで並ぶ子犬、子猫達は離乳がまだ済んでいない子供を親から離すとその子犬は虚弱ですぐ病気にかかってしまう子になります。
雑種と血統書付きどっちが丈夫か?で、判りますよね。
子犬子猫は親から母乳をもらって、抗体を作るだけではなく、教育も受けます。どれ位の力で噛んだりじゃれたりしていいのか?を親犬から学びます。
ペットショップで売られている子犬はその教育を受ける間もなく、親犬から離されます。
結果、飼い主からはうちの子は血統書がついているのに、無駄吠えする。トイレのしつけも出来ない。噛み癖が直らない。と様々な問題を犬のせいにされ、頭の良くない子として扱われ、 捨てられる事もあります。
これも、雑種と血統書付きの犬どっちが賢いか?で判りますよね。
『ペットショップで犬猫をガラスケースに入れて展示販売をする事は動物を大切にする国では法律違反です。』
なぜ法律で禁止されているか、よく考えてみてください。
『店頭販売等すれば、犬猫が不当な扱いを受け、衝動買いを招き、結果として命の大切さを国民が忘れてしまうから』です。
しかし日本ではその法律が無いため今日もペットショップでは 離乳も済んでいないうちに親から離されてしまった犬猫が売られ続けます。
もし同じ街に
「動物が好きな人が経営するペットショップ」と
「動物が嫌いな人が経営するペットショップ」
があれば、お客さんはどちらに行くでしょう?
そして、どちらのお店が残るでしょう?
実際、日本のペットショップの経営者は『動物が嫌いな人』ばかりです。
現状を変えたいと思いませんか?
あなたにも出来ることがあります。
現状を変え、犬猫の命を助けるには、
『ペットショップでは犬猫を買わない』
この不買運動が最も重要で効果的です。
本当に犬、猫が大好きならペットショップで買うのではなく、こちらで!
日本ではわざわざお金を出して買わなくても、飼い主を待ちきれずに処分されている子達がたくさんいます。
どうか、命を買うなら、命を救ってあげてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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この文章が全て真実かどうかはわかりません。
でも、どう考えても、
”ペットショップの狭いケージに、親から引き離されて押し込まれる事”
が、彼らの幸せであるはずがない。
”買わない”はもちろん絶対的に大事な事です。
そして、”買わせない”も絶対的に重要です。
あなたの周りの大切な人に、あなたの言いたいことを勇気を持って伝えて下さい。
よろしくお願いします。